作文対策 「実践編」
志望校の過去問の作文課題を徹底解析!
次もほぼ同じものが出る。
作文対策で「書く」ことになれ、「漢字」もある程度書けるようになったということで、いよいよ最終編!
志望校はどんな傾向の課題が出るのか、をよく親が把握し、似たような課題を与えて時間内に書かせる練習をさせましょう。
高志中等教育学校の作文課題は、
「「人とのかかわりあいをとおして学んだこと」について、これまでのあなたの体験をもとにして、八百字程度で書きましょう。」(H21)
「「思いやりの大切さ」について、あなたの考えを、体験したことや身近な出来事を例にあげて、八百字程度で書きましょう。」(H22)
でした。
ここから読み取れる傾向は、「抽象的な事柄を自身の体験と関連づけて書きましょう」というものだと私は考えました。
他の学校では、読書感想文のようなものを書く場合もあるようですが、どんな作文課題にせよ、受検したその子が
どんな子なのか、
何を考えている子なのか、
論理的に考えられる子なのか、
これを学校は見極めたい、と思っているのではないでしょうか。
また、字数と時間に制限があります。
書き始めたら一気にいかないと、やり直している時間はありません。
そのため、始めにある程度構成を考えてから書き出すことがよいと思います。
では、どんな感じで勉強すればよいのか・・・
これは、NHKの「テストの花道」で紹介されていた「クラゲマップ」というものです。
いきなり作文を書きだすのではなく、クラゲの絵の中に書きたい事柄のキーワードを書いてみてはどうでしょうか。
たとえば、高志中等のH21年作文課題なら、
「人とのかかわりあい」―「図書委員」―「イベント企画」―「みんなでやるむずかしさ」―「みんなでやるたのしさ」
という感じで関連するキーワードを書き出します。
そこから自分で書きやすいものを選んで書いていくと、道に迷わず作文を書けるのではないでしょうか。
また、「ビシッと決まった作文にするなら・・・」
最初に「結論」を書きましょう。
- 結論を言って、
- それを感じた出来事を書いて、
- それに対する自分の感情などを書いて、
- 再度、結論に持っていく。
さらに、それを中学入学後に「こう活かしたい」とつながればよい文が書けると思います。
物語の感想文でも、
- 結論を言って、
- それを感じた文面を問題文からぬき出し、
- それに対する自分の感情、思い、考えを付け加え、
- 再度、結論に持っていく。
感想文の場合は、中学入学後までつなげるのは難しい場合もあるでしょう。
しかし、受験の課題ですから、つながりそうなテーマを学校も選んでくるのではないでしょうか。
国語のテストではないのですから・・・
学校側としては
- あなたはどんな体験をしてきたのか、
- それをどう感じたのか、
- そしてこれからの中学生活でどう活かしていけると思うか
を結局のところ、問うているのではないでしょうか。
それが、作文課題の大きなテーマと考えます。
作文ということで、学校ごとにかなりばらつきがある課題となるため、記事内容に強引なところがあると思います。
しかし、あくまで受検課題、受験問題ということを考えれば、学校側の意図は見えてくるでしょう。
私は国語は、元来苦手です。作文も超苦手でした。
大きなことをこの記事で書いていますが、長男のときは「満点でなくていい、平均点を取れれば御の字」くらいに考えていました。
そのため、参考になるところがないかもしれませんが、お許しください。
下記のURLは、すこし高度ですが、「大学入試の小論文の書き方」が紹介されています。
http://www.nhk.or.jp/hanamichi/p2012/120903.html
NHKの「テストの花道」ネタです。よろしければ参考に・・・
追伸
カテゴリ 面接対策「会話1」にも、作文対策について触れています。
見ていただけるとうれしいです。